自己愛の過剰摂取

メンヘラオタクが暇つぶしに何か書きます 

2017-01-01から1年間の記事一覧

歳をとっていくごとに、自分の生の価値が薄まっていく感覚がある。 私の腕の傷を撫でながら「今でも切ってるの?」と聞かれた。そういえば最後に腕を切ったのはいつだろうか。2年前とか、正確に思い出せないくらい昔のこと。私は自分の体を傷付けて気持ちよ…

ごみ

初めてそこに入れたとき、彼女のよがるその体を、苦しそうなその顔を、消えてしまいそうに細い吐息を、目の前で感じてしまったとき、自分が彼女とは全く違う性であることを感じた。動くたびに、求められる。自分が男で、彼女が女であることが、ありありと浮…

ほんの少しだけ

自分には人を選ぶ権利なんてものはないけど、傷つくことを嫌だと思う権利くらいはあるんじゃないかなって思ったりする。今日もまた他者に捨てられた。私はとびきり容姿がいいわけでもなく、勉強ができるわけでも仕事がうまくこなせるわけでもない。いわゆる…

食による意味のある死をください

例えばシラスは何百匹も一気に食べて生を一気に消費している感じがグロテスクで嫌いという意見があるみたいだけど、ぼくは逆に生を無造作に消費する感じが好きです。 人間は基本的に生に重きを置きすぎている感じがある。命は大事にしなさいなんていうけれど…

どうしようもない

外に出ると体の周りにもやがかかったような感覚に陥る。もう季節は夏になり、外はとてもじゃないが人間が生きていけるとは思えないような暑さになっている。家の中ではいつもクーラーを付けているから全く熱さが分からず、体も夏の暑さを覚えてないからかふ…

おしまい

何もかもどうでもよかった。そもそも人生に何の意味もなくて、親の中出しの快感によって産業廃棄物が生まれた。みんな自分の人生が無意味なことくらいとっくに気付いているのに、遺伝子に組み込まれた死への恐怖が、それを考えないようにさせてる。すべては…

差異

人に嫌われるのが得意。気持ち悪いから。 嫌われ始めたのは中学くらいで、その頃は男のくせに全然身長も伸びなくて力も付かなくて、みなの当たり前とは違くて差異で嫌われていた。集団の中で異常なものは廃除される。当たり前のように嫌われていた。 嫌いと…

ねこさんになってました

朝起きたらねこさんになってました。 布団から出れません。いくら寝ても眠いです。これはねこさんになったからです。ねこさんはいつも寝ています。自由気ままに寝ています。 お腹が空きたので動きます。空腹には弱いです。ぐうぐう鳴るお腹に急かされてお湯…

世界の観測者

私は世界である。世界は世界であるために私を作り、私は私であるために世界を作った。 私はなにでできているのだろう。たんぱく質や骨、血液などの話ではない。私が私であるための理由だ。肉塊では世界を観測できない。世界は観測するものがいて初めて世界で…