歳をとっていくごとに、自分の生の価値が薄まっていく感覚がある。 私の腕の傷を撫でながら「今でも切ってるの?」と聞かれた。そういえば最後に腕を切ったのはいつだろうか。2年前とか、正確に思い出せないくらい昔のこと。私は自分の体を傷付けて気持ちよ…
初めてそこに入れたとき、彼女のよがるその体を、苦しそうなその顔を、消えてしまいそうに細い吐息を、目の前で感じてしまったとき、自分が彼女とは全く違う性であることを感じた。動くたびに、求められる。自分が男で、彼女が女であることが、ありありと浮…
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