自己愛の過剰摂取

メンヘラオタクが暇つぶしに何か書きます 

いつも変わらず

ある日の夜明け、傍らで安心しきった表情で寝ている彼を見て愚かに思い、彼を愚かだと思う自分がひどく惨めに感じた。

 

私は今まで他者に対してあまり正直に話したことがない。自分の意志は社会の生きていく中ではあまり関係がないもので、いつだってより社会が円滑に進むように自分を操作してきたように思う。隣にいる彼のことも、本当は好きじゃないのに、そう望まれたから、周りからそう囃し立てられたから、なんとなく断るのが面倒で今の関係を作り上げた。求められるとどうでも応じてしまう自分がいる。自分の意志よりも他者の意思とか社会の意志のようなもののほうが力を持っていて、それに流されている方が何かと都合が良いと考えている。

 

自分の意思が他者や社会の意思を変えられるほどの価値も、熱量も存在していない。流されるままに生きている。彼が起きたらまた私に愛を嘯き、それに私は従順であるかのように振る舞うのだろう。いつまでこんなことが続いてくのだろう。一生?先のことは不透明で、けど社会のような大いなる力に流されて今後も生きていくように思う。