自己愛の過剰摂取

メンヘラオタクが暇つぶしに何か書きます 

私の中にある私の理想は、いつだって私を傷つけるためにある。

 

季節が春になると世界が一変する。命が芽吹き花が咲くように、私を取り巻く環境も次々と変化を見せる。私は今日、いよいよ高校生になるらしい。思ったよりも勉強もしておらず、今までろくに努力もしてこなかったけど、一応高校生にはなれるらしい。隣の家の由佳ちゃんが高校生になったときはとても大人っぽくてスカートも短くてかわいくてすごい遠い存在に思えていたのに、なってしまった今では何も変わっていないように思える。それでも私を取り巻く環境はどんどん変化していく。

 

昨日の夜に学校に行きたくなくて泣いた。環境が一変するのに私自身は何も変わっていなくて、それでも変わっていかないといけなくて、それがうまくいかないかと不安で泣いていたように思う。自分の中には無意識に理想というものがあり、自分がそれになれていないのに新しい場所に飛び込むのがこわい。そもそも理想なんてうまく想像できないんだけど、けどなんとなく今のままじゃいけないみたいな気持ちはあってもっと良くならないといけないみたいな気持ちはあって、けどどう良くなったらいいかよくわからなくて、そういうものに悩まされている。本当は私は私で特に何か変わっていったりしないのかもしれないし、悪い方向にどんどん変わっていってしまうのかもしれない。目に見えない理想がこわくて、泣いてしまっていた。

 

泣いたところでどうにもならないということに泣いたあとに気がついて、なんでかわからないけど泣くと少し落ち着いた。結局自分は自分で駄目でも良くてもなんとか生きていくしかないんだと思う。

 

学校ではそこそこ人と話せた。いろんな人がいるみたいだけど、みんな緊張してるからか落ち着いていて、なんとかやっていけるのかもしれないと思った。理想通りになっていなくても、うまくやっていけるならそれでいい気がする